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編集と注釈

PDFを墨消しする方法(黒いボックスは墨消しではない)

短い答え

PDFの墨消しとは、名前や口座番号など機密情報を、二度と復元できない状態にすることを指します。これはテキストの上に黒いボックスを描くのとは全く別物。黒いボックスは見た目を隠すだけで、下の文字はファイルに残っています。本当の墨消しは内容を完全に削除します。無料のオンラインツールでも基本的な墨消しはできますが、有料ツール(Adobe Acrobat Pro)は全ページをきちんと処理してくれます。

なぜ黒いボックス作戦は危険なのか

ここからが正直で、少し怖い話です。PDFには同じ内容のレイヤーが複数含まれることがあります。名前を黒く塗っても、画面では消えたように見えますが、その下のテキストはファイルの中に残っています。誰でも選択・コピー・抽出できます。これが情報漏えいの仕組みです。代表例は、黒い四角で「墨消し」された政府系PDFの隠しテキストが結局抜き出されてしまう件です。

経験則: 「墨消し」の後に自分で選択できないなら、それは墨消しではなく隠しただけです。

正しい墨消しの手順

  1. 本物の墨消し機能があるツールを使います。注釈ツールではダメです。Adobe Acrobat Proにはあります(保護 → 墨消し)。オンラインサービスにも対応しているものがあります。
  2. 墨消しする内容をマークします。ツールがテキスト・名前・パターンをスキャンします。
  3. 墨消しを適用します。マークした内容が完全に削除され、ファイルがフラット化されます。
  4. 検証: 結果を開いて、墨消しした単語を検索してみます。検索に引っかからなければ成功です。

Macをお使いなら中間手段があります。最近のmacOSでプレビューの墨消しツール(ツール → 墨消し)が追加され、黒いボックスではなく本当に削除してくれます。お金を払う前に、まずバージョンを確認する価値があります。

正直なところ

墨消しは一方通行です。取り消しはできません。一度削除した内容は永遠に戻りません。なのでプロの手順はこうです。コピーを墨消しし、検索で確認し、それから初めて送信しても安全なファイルとみなす。

そしてファイルがスキャン画像(書類の写真)の場合、墨消しツールでも下のピクセルを確実に削除できません。切り抜きか覆い隠しになり、効果が弱くなります。スキャン済みファイルの安全策は、スキャンする前の元文書で墨消しすることです。

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